英語は何年も勉強したのに
話しかけられると ついていけない。
相手のことばを日本語に直しているうちに 次の話が始まってしまう。
そんな経験はありませんか?
ここで ちょっと不思議なことがあります。
日本語なら そんなことをしなくても会話ができるんですよね。
日本語を聞くとき 頭の中では?
「きのう 駅の前で 小さな犬を見かけたんだ。」
こう聞くと 駅の前にいる小さな犬が なんとなく浮かびませんか?
話を聞きおわってから「さて どういう意味だろう」と ことばを一つずつ調べなおすことは ふだんあまりありません。
「きのう」で いつの話かがわかる。
「駅の前で」で 場所が浮かぶ。
「小さな犬」で そこに犬があらわれる。
聞きながら少しずつ意味ができていき 話がおわるころには 何の話かわかっている。
いつも何気なくやっていることです。
英語をふだん使っている人も 基本は同じ。
聞きながら意味をつかんで 聞きおわるころには 話の内容が頭の中にできています。
では 私たちが英語を聞くときは 何がちがうのでしょう?
私たちには もう一つ作業がある
学校の英語を ちょっと思いだしてみてください。
英文を読んで わからない単語を調べる。
前のことばに戻ったり 日本語の順番に並べかえたりして「つまり こういう意味か」と答えを出す。
長文の問題で 時間をかけて日本語の訳を考えたことがある方も多いと思います。
このとき英文法は 英文を正しく日本語へ訳すためのヒントになります。
だれが何をしたのか。
どのことばが どこにつながるのか。
それを確かめるのに役立ちます。
ただ 会話になると困ることがあります。
訳しているあいだも 相手は話しつづけるんです。
会話には「訳す時間」がない
一つの文を聞きおわって 日本語に直す。
やっとわかったと思ったら 相手はもう次の文を話している。
これがつづくと 途中から追いつけなくなってしまいます。
英文をじっくり読んで訳せることと 聞いたその場でわかること
似ているようで 必要な練習がちがうんですね。
会話では 聞きながら意味を組みたてて 聞きおわるころには わかっている必要があります。
読むときも その場で意味をつかめれば 何度も前へ戻る手間が減ります。
訳してから理解する練習をしてきたのに 急に「聞いたらすぐわかる」を求められる。
それでは とまどうのも無理はありません。
英会話でつまずいても「自分は英語に向いていない」と思う前に これまで練習してきた 意味のつかみ方にも目を向けてみてほしいのです。
では 訳す時間をどう減らす?
そのための方法の一つが 英語を 頭の中の「絵」にして理解することです。
「絵」といっても 紙にかく必要はありません。
さっきの日本語を聞いたときのように 人や場所や動きを 頭に浮かべるということです。
英語でも ことばが届く順番に人があらわれ 動きが起こり 場所が加わる。
そうやって 一つの場面を少しずつ つくっていきます。
最後に全部を日本語へ並べなおすのではなく 英語を見聞きしているあいだに 意味の景色ができていく。
この意味のつかみ方を学ぶための教材が「見る英文法」です。
文法を 訳をつくるためだけに使うのではなく その場で意味をつかむために使っていきます。
目指すのは 日本語の会話でふだんやっていることを 英語でもできるようにすることです。
「訳さずにわかる」って どんな感じ?
ことばで説明されるだけでは ちょっと想像しにくいですよね。
無料レッスンでは 短い英文を使って 英語の順番に意味を組みたてる方法を紹介しています。
日本語の訳を考えるときと 頭の中に場面をつくるとき
どうちがうのか ご自身で試してみてください。
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